弓削商船高専では、10月25日(日)に公開講座「一刀切りと多面体を作ってみよう」を実施した。
まず、一刀切り(一枚の紙を様々に折っておき、最後にはさみで一直線に切り離し、色々な形を作成する)と正多面体(4つ以上の平面に囲まれた立体)について、講師から説明があった。
一刀切りでは、切った時に紙面に描かれた図形になるよう、考えながら紙を折っていき、はさみを一回のみ使って切り離した。参加者は、どのように折れば一刀切りで目標としている図形になるかを、四苦八苦しながらも楽しんで考えていた。
正多面体については、折り紙で五角形のパーツを12枚作成し、正12面体を組み立てた。
最後に、講師から、直線で囲まれたどんな図形でも、必ず一刀切りができることが数学的に証明されているとの説明があり、数学の面白さについて触れるよい機会となった。
参加者からは「いい勉強になったと思うので,よかったと思います」との感想が寄せられた。
- 一刀切りと正多面体について説明する講師
- 考えながら紙を折る講師と参加者
- 正多面体のパーツを折る参加者