公開講座「陸上教室-速く走ろう-」を実施

 弓削商船高専では、6月26日(日)に小学生を対象とした公開講座「陸上教室-速く走ろう-」を開催したところ、27名の参加者のもと、大変にぎやかに開催することができた。
 まず始めに、講師の村上先生より陸上教室の内容について説明があり、各学年に2~3名の陸上部員を振り分け、グループ分けを行った。その後、入念に準備体操を行い、速く走るために必要な動きを身につけることを主眼においた様々な種類のトレーニングへと移った。
 序盤は股関節の動かし方や太ももの筋肉の使い方などを走る上での基礎的な要素を体に染み込ませ、ある程度正しく走る姿勢が整ってきたらフレキシブルハードルを用いて足を早く動かすトレーニングを繰り返し行うことで、早く走るために必要な動作を学習した。また、協力いただいた16名の弓削商船高専陸上部員に優しくアドバイスしてもらったり、見本を見せてもらったりと、ところどころで個人的に指導していただいた。
 そして終盤、これまでのトレーニングを生かして、狭い枠の中で鬼ごっこ風のトレーニングを行った。参加した子どもたちは、大粒の汗を流しながら楽しそうに走りまわり、元気な声が途切れることがなかった。このトレーニングは本教室の中でも人気が高く、楽しいと感じた子どもが多かったことがアンケートからも伺えた。
 本教室の最後、練習の成果を試す場として、小学生低学年は50メートル、高学年は100メートルの記録を測定し、自身の走る速さを記録として客観的に見つめることができた。満足した子どもや悔しそうな子どもなど様々だったが、アンケートでは、「前より早く走れるようになった」「すごく楽しかった」などの感想が多く寄せられ、参加した全ての子どもにとって走る楽しさを心から実感できた一日となったことが伺えた。
 当日は、前日まで続いた雨から一転、天候にも恵まれ、子どもたちにとって、学校ではなかなか体験することのできない貴重な時間を過ごすことができた。

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