始めに藤本教務主事から、災害時の避難生活に積極的に対応できる学生の防災リーダーを育成すること及び地域協力と社会貢献ができる人材育成を目指すという研修会の趣旨説明がありました。その後、グループに別れて、①簡易テント(間仕切り)の組み立て、②段ボールベットの組み立て、③簡易トイレの組み立て・消耗品(トイレ用収納袋)の装着・使用法などの実習を行いました。
参加した学生は、最初こそ初めての体験で、少し戸惑いや緊張もしていましたが、すぐに慣れた様子で、互いに協力しながら要領よく組み立てていました。
羽藤さんから「上島町の防災対策」として西日本豪雨災害での上島町における被害状況や、その対応及び高齢者が多い上島町では、若い人の協力がますます必要になってくるので、いざという時はぜひ地域のために協力してください。」と学生に期待を寄せて述べられました。
本研修会は、“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ事業「離島工学に基づく防災・減災に精通したIoT技術者育成プログラム」を引き継ぐ防災教育の一環として行いました。本研修会を今後も定期的な行事として取り組み、意識啓発だけに留まらず、少しで社会に役立つ実践的な防災リーダー育成に繋げていきます。