公開講座「新・芸予文化探訪講座-今治の綿織物工業史跡を訪ねて-」を実施しました

 弓削商船高専では、9月11日(土)に公開講座「新・芸予文化探訪講座」を今治市で実施し、5名が参加しました。
 新企画第1回目となる今回は、新型コロナウイルス感染症防止対策のため少人数での開催、また一部オンラインでの受講となりました。
 まずは、参加者同士で自己紹介をし、参加者全員が本講座に高い関心を持っているのがうかがえました。
 午前は、元愛媛県総合科学博物館学芸員の藤本雅之氏を講師にむかえ「今治綿織物工業社「興業舎」の明治から昭和の社業変遷の一面」と題して、今治近代産業史で注目されている「興業舎」についてオンラインで学びました。愛媛県総合科学博物館より、「興業舎」が解体されたときの実際の煉瓦やルーフィング、床板等の史料をお貸しいただき、参加者は興味深く見ていました。引き続き、本校講師より「蘆花日記拾い読み~今治の往時を偲ぶ~」と題して、文豪蘆花(徳富健次郎)についての説明を受けました。
 午後からは、ジャガード織機の実演など、今治タオルLABを見学した後、柳瀬義富碑や興業舎第一工場跡など、今治城周辺から今治港にかけての史跡を徒歩で巡り、本校講師より解説を受けながら散策しました。
 参加者からは「初めて聴く話ばかりで大変興味深く拝聴した」などの感想が寄せられました。散策での解説も大変好評で、参加者同士の意見交換や講師への質問などが飛び交い、大いに楽しんでいただくことができました。

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