11月30日(金)、「避難生活支援キット利活用講習会」を白雲館2階研修室で実施しました。上島町総務課危機管理室の能地係長、羽藤さんにも参加いただき、学生会役員5名、寮生会役員8名、運動部系クラブリーダー18名に教職員を加えた約40名が参加しました。
はじめに長尾学生主事から本講習会の趣旨説明(災害時の避難生活に積極的に対応できる学生の防災リーダーとしての自覚、認識を高めるとともに、当該分野において地域協力、社会貢献できる人材育成を目指す事)がなされ、その後すぐにグループに別れて、①簡易テント(間仕切り)の組み立て、②段ボールベットの組み立て、③簡易トイレの組み立て・消耗品(トイレ用収納袋)の装着・使用法などの実習を行いました。
参加した学生は、最初は初めてのこともあり、少し緊張気味に戸惑う雰囲気も感じられましたが、慣れてくるとテキパキとした動作とともに、説明書を見ながらでも要領よく組み立てができました。
能地係長からは、「上島町でも避難生活支援キットの取扱講習を防災リーダーの方々を中心に行うことがありますが、高齢者の方が多く、組み立てにも時間がもっとかかっていたような気がします。若い人は要領さえ覚えれば、短時間で作業ができますので、いざという時は地域のために協力して頂ければありがたい」旨のコメントもいただきました。
避難生活支援キット利活用講習会の開催は、本校では初めての試みでしたが、参加学生には有意義な時間となったと思われます。災害が「忘れた頃にやってきた」とならないように、本校でも定期的な行事として取り組み、意識啓発だけに留まらず、少しで社会に役立つ実践的な防災リーダーの育成の輪を拡げていければと思っています。
今回の講習会は、平成30年度“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ事業「離島工学に基づく防災・減災に精通したIoT技術者育成プログラム」の一環として実施したものであることを付け加えておきます。
学生リーダーを対象とした避難生活支援キットの利活用講習会を実施
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